クラウドワークスで確定申告が必要になる条件や注意点/確定申告のやり方について

クラウドワークスで確定申告が必要になる条件は?確定申告が必要になるケースについて


クラウドワークスを利用して副業や在宅ワークをしていると、報酬を得る機会が増えてきますよね。

そこで気になるのが「確定申告って必要なの?」という疑問。

副業だから申告しなくていいと思っていた…という声もよく聞きますが、じつは収入の条件によっては確定申告が必要になる場合があるんです。

会社員・学生・主婦・フリーランスなど、立場によって判断基準が違うので注意が必要です。

この記事では、クラウドワークスで確定申告が必要になる代表的なケースをわかりやすくご紹介していきます。

「私も必要なのかな?」と不安な方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ケース1・【会社員】で、副業収入が20万円を超えた場合

クラウドワークスを副業として利用している会社員の方が対象となるのがこのケースです。

会社から給与をもらっている人は、年間の副業所得(売上から経費を引いた金額)が20万円を超えた場合、確定申告が必要になります。

ここで注意したいのが、「売上」ではなく「所得」で判断されるという点です。

たとえば、クラウドワークスで30万円稼いだけれど、5万円分の経費(通信費やソフト代など)がかかっていた場合、所得は25万円となり、20万円を超えているので申告対象になります。

もし副業がまだ始まったばかりで、そこまで稼いでいない場合は申告不要になる可能性もありますが、継続して収入が増えてくると必ず確認が必要になります。

会社から「給与所得」をもらっている・クラウドワークスなどの副業収入(所得)が20万円を超えた

副業でクラウドワークスを使っていても、会社員として給与を受け取っている人は、税金面では少し複雑な扱いになります。

年末調整で申告が完了していると思いがちですが、副業の所得が年間20万円を超えた場合には、別途確定申告が必要になります。

これは「所得=売上-経費」で計算されるため、領収書や使用経費などをきちんと管理しておくことが大切です。

報酬が振り込まれると、つい「そのまま受け取って終わり」にしがちですが、実はこの部分に注意が必要です。

副業が軌道に乗ってきたら、早めに収支を整理しておくと、確定申告の準備がぐっと楽になりますよ。

「所得」は「売上-経費」のこと

確定申告で重要なのは「いくら稼いだか」ではなく、「いくら手元に残ったか(=所得)」です。

たとえばクラウドワークスで30万円を受け取っていても、必要なソフトの購入費や通信費、外注費などに10万円使っていれば、実際の所得は20万円になります。

この「所得」が申告の対象になる金額で、会社員の場合はここが20万円を超えると確定申告が必要になるのです。

経費として認められるものは職種によって違う部分もありますが、きちんと管理していれば節税にもつながるので、日頃から経費の記録をつけておくと安心です。

ケース2・【専業フリーランス・個人事業主】の場合は、収入に関係なく基本的に必要

クラウドワークスを本業として活用している人や、会社に所属せずフリーランス・個人事業主として活動している人は、原則として確定申告が必要になります。

金額にかかわらず、収入が発生していれば所得税の申告義務が発生すると考えてOKです。

特に注意したいのは「所得が48万円を超えたかどうか」です。

これは基礎控除の範囲で、所得が48万円以下であれば課税されませんが、それを超えると税金がかかってきます。

また、青色申告や白色申告など、自分に合った申告方法を選ぶことで節税の工夫もできます。

専業で活動している場合は、帳簿の記録や経費の管理が重要になってくるので、年の途中からでも準備を始めておくのがおすすめです。

クラウドワークスを本業としてやってる人は金額に関係なく確定申告必須

フリーランスや個人事業主としてクラウドワークスを使っている方は、収入の大小にかかわらず、基本的に確定申告が必要になります。

これは「仕事=事業所得」とみなされるためです。

副業とは違って、専業で活動している場合には、収入を申告しないと無申告加算税などのリスクが生じることもあるため、注意が必要です。

報酬が少ない月があったとしても、年間での合計金額を見て判断されるので、毎月の記録をしっかりとっておくことが大切です。

クラウドワークスの取引履歴や報酬一覧などをもとに、自分の収入をきちんと整理しておくと、確定申告もスムーズにできますよ。

1年間の所得が48万円を超えたら、確定申告が必要

所得が48万円を超えると、基礎控除の範囲を超えるため、原則として確定申告が必要になります。

これはフリーランスだけでなく、学生や主婦など扶養の範囲内で活動している人にも関係する数字です。

「収入」ではなく「所得(売上-経費)」で判断するので、収入が60万円あっても経費が15万円かかっていれば、所得は45万円になり、申告不要というケースもあります。

数字だけを見ると複雑に感じますが、要は「利益が48万円を超えたら要申告」と覚えておくとわかりやすいです。

毎月の取引や経費を記録しておけば、この判断もスムーズにできるようになります。

ケース3・【学生や主婦】でも、所得が基準を超えたら必要

「学生だから」「専業主婦だから」といって、確定申告が完全に免除されるわけではありません。

副業や在宅ワークで得た所得が年間48万円を超えると、フリーランスと同様に確定申告が必要になります。

特にクラウドワークスなどで定期的に仕事をしていると、気づかないうちに基準を超えてしまうこともあるので、注意が必要です。

また、扶養内で働いている方は、自分の所得だけでなく「扶養から外れないか」も確認しておくと安心です。

家族の税金に影響が出る場合もあるので、不安な方は税務署や市区町村の相談窓口で一度確認しておくと良いでしょう。

基準はフリーランスと同じで所得が48万円を超えたら、確定申告が必要

学生や主婦の方でも、年間の所得が48万円を超えると確定申告が必要になるのは、フリーランスと同じルールです。

「ちょっとしたお小遣い稼ぎのつもりだったのに、意外と稼いでいた…」ということもあり得るので、収入の確認はこまめにしておくのがおすすめです。

確定申告を忘れてしまうと、後からペナルティが発生する可能性もあるため、注意が必要です。

特に家族の扶養に入っている場合は、扶養から外れる基準にも関係してくるため、事前に金額を把握しておくと安心です。

迷ったときは、税務署に相談するのが一番確実です。

ケース4・【住民税の申告】は金額に関係なく必要なケースも

所得が48万円以下で確定申告が不要な場合でも、「住民税の申告」が必要になることがあります。

これは自治体によって取り扱いが異なるため、「確定申告はしなくていいから大丈夫」と思っていたら、住民税の申告が漏れていた…というケースもあるんです。

住民税の申告は、年間の所得をもとに税額を算出するため、たとえ課税対象でなくても所得状況を市区町村に報告する義務がある場合があります。

とくに会社に勤めていない方や、扶養の範囲内で働いている方は要注意です。

不安な場合は、お住まいの自治体に確認するのが安心です。

自治体によって対応が違うから心配な人は市役所や区役所に聞くと確実

住民税の申告については、自治体によって対応が異なります。

「自分の地域はどうなんだろう?」と迷ったときは、市役所や区役所に電話をして確認するのが一番確実です。

中には、「所得が一定以下なら申告不要」としている自治体もありますが、何もしないと「収入がない」と判断され、住民税の免除や扶養関連の手続きに影響が出ることもあります。

確定申告は不要でも、住民税の申告だけは必要だったというケースも多いので、念のため確認しておくと安心です。

年度末は役所の窓口も混み合うので、早めの行動がポイントになります。

 

 

 

クラウドワークスの確定申告で経費計上できるものについて

クラウドワークスを使って副業をしていると、報酬を得るだけでなく、確定申告の手続きも必要になることがあります。

特に、年間で20万円以上の所得がある場合には申告義務が発生しますが、その際に大事なのが「経費」をきちんと把握しておくことです。

経費とは、仕事をするうえで必要だった支出のことで、正しく申告すれば所得から差し引くことができ、納める税金を抑えることにもつながります。

とはいえ、どこまでが経費になるのか迷う方も多いはず。

ここでは、クラウドワークスでお仕事をしている方が確定申告時に経費として計上できる主な費用について、ジャンルごとにわかりやすく紹介していきます。

まずは、誰もが日常的に使っている「通信費」から見ていきましょう。

経費計上できるもの1・通信費

クラウドワークスで仕事をするうえで欠かせないのが、インターネット環境やスマートフォンといった通信機器です。

これらにかかる費用は、業務の遂行に直接必要であれば「通信費」として経費計上することが可能です。

たとえば、自宅で作業する際のWi-Fi利用料、スマートフォンでの連絡や案件チェックにかかる通信料金、さらにはポケットWi-Fiなどのモバイル通信機器の利用料金も対象となります。

また、必要に応じて導入した通信機器や、ZoomやGoogle Meetなどのオンラインサービスでかかる利用料も経費に含めることができます。

ただし、すべての使用分をそのまま経費にできるわけではなく、プライベート利用分との割合を考えて按分することが大切です。

仕事とプライベートでどのくらいの比率で使っているかを自分なりに整理して、無理のない範囲で申告すると安心です。

スマートフォンの通信料金は経費計上できる

クラウドワークスの仕事で、スマートフォンを使ってクライアントと連絡を取ったり、案件を確認したりすることはよくあります。

そのため、スマホの通信費(データ通信料や基本料金)は業務利用の割合に応じて経費として計上することが可能です。

たとえば、「仕事での使用は全体の5割くらい」と判断した場合は、月額料金の50%を経費として申告できます。

100%仕事用のスマホを別に契約していれば、その費用全額を経費にできます。

家計との混同を防ぐためにも、明細を残しておくことが大切です。

自宅Wi-Fiなどネット回線の使用量

在宅で作業をしている場合、自宅のインターネット回線は業務の必需品になります。

クラウドワークスでファイルをやり取りしたり、メッセージを送ったり、案件を受注するための作業すべてがネット回線を通じて行われるからです。

ネット回線の月額利用料も、仕事での使用割合に応じて経費計上することができます。

たとえば、一日のうち半分以上を業務に使っているなら、利用料の半分を経費にして問題ありません。

申告の際には、契約書や利用明細を保管しておくと安心です。

ポケットWi-Fi、モバイルWi-Fiなどの費用

外出先やカフェなど、自宅以外の場所で仕事をすることが多い方は、ポケットWi-FiやモバイルWi-Fiを契約しているかもしれません。

これらの通信費用も、仕事用として使用しているのであれば経費として計上可能です。

フリーランスの方やリモートワーク中心の副業者にとって、安定したネット接続は欠かせない要素ですので、仕事のために導入した通信機器の利用料金は、しっかりと申告書に記載しておきましょう。

こちらも按分が必要な場合は、業務利用の割合を記録しておくと安心です。

通信機器(高速通信回線など)のリース代

高速通信回線や業務用の通信端末などをリース契約している場合、そのリース料も業務用としての利用であれば経費として計上可能です。

たとえば、在宅ワークで大容量のデータをやり取りするために、法人向け回線を導入している場合などは、それにかかるリース料をしっかり経費に入れることができます。

高額な通信環境の整備も、仕事を快適に行うための投資ですから、領収書や契約書などは忘れずに保管しておくと安心です。

オンラインサービスの通信利用料

ZoomやSlack、Google Workspaceなど、クラウドワークスの仕事で使うオンラインサービスにかかる通信費用や月額利用料も経費対象になります。

特に、打ち合わせや納品、クライアントとのやり取りにこれらのツールを活用している場合は、正当な業務経費とみなされる可能性が高いです。

ツールの使用頻度が高い人ほど、こうした細かな出費も積み上げると大きな差になりますので、請求書やクレジットカード明細を忘れずに保管しておきましょう。

経費計上できるもの2・消耗品

フリーランスや副業で働く場合、業務に使う「消耗品」は経費として計上できます。

たとえば、日々使うペンやノート、プリンターのインク、コピー用紙など、文房具類や事務用品が該当します。

また、仕事環境を整えるための収納棚やファイルボックス、机の整理に使う仕切りケースなども対象となることがあります。

さらに、パソコン周辺機器であるマウスやキーボード、イヤホン、USBメモリなども、業務使用が明確であれば経費として認められます。

注意したいのは、1つの品目が10万円を超えると「固定資産」として扱われる可能性が出てくることです。

そのため、たとえばiPadやスマートフォンなどの端末類でも、10万円未満であれば「消耗品」として処理しやすく、手続きも比較的シンプルです。

こういった道具類は仕事の効率を高めるうえでも大切な存在なので、使った分はしっかり記録をつけておくのがおすすめです。

インク、プリンター用紙、ペンなど文房具類

印刷やメモ取りなど日常的に使用する文房具類は、立派な経費対象です。

プリンター用紙やインクカートリッジ、ボールペン、蛍光ペン、ノート、付箋、クリップなど、仕事のために消耗するものであれば、種類を問わず経費として認められます。

意外と細かい出費ですが、積み重なると大きな金額になるため、レシートや領収書をしっかり保管しておくことが大切です。

マウス、キーボードなどPC周りのアイテム

パソコン作業を快適にするための周辺機器、たとえばマウスやキーボード、USBケーブル、モバイルバッテリーなども、業務に必要であれば経費にできます。

特に長時間の作業をするフリーランスや副業ワーカーにとって、こういったガジェット類は作業効率を大きく左右するアイテムです。

仕事専用に使用しているものであれば、遠慮せずに経費として計上しましょう。

収納棚、ファイルボックスなどの事務用品や収納用品

オフィスや作業スペースを整理整頓するためのグッズも、業務に必要なものであれば経費に含めることができます。

たとえばファイルボックス、書類整理棚、デスク用の収納ケース、コード収納ホルダーなどは、日々の仕事をスムーズに進めるための「必要な備品」として扱われます。

特に自宅で仕事をしている方は、こうしたアイテムを導入することで仕事環境が格段に良くなるため、積極的に活用していきましょう。

タブレット端末(iPadなど)、スマホ、など金額が10万円未満のもの

仕事で使用するiPadやスマートフォンなどのデバイスも、10万円未満であれば消耗品として計上することができます。

Zoom会議、資料作成、チャット対応などに活用する場合は業務使用とみなされやすく、経費対象になりやすいです。

ただし、プライベートとの兼用がある場合は「按分(あんぶん)」という処理が必要になることもあるため、税理士に相談しながら進めると安心です。

経費計上できるもの3・交通費

副業やフリーランスで働いていると、意外と発生しやすいのが交通費です。

たとえばクライアントとの打ち合わせに出向いたときや、取材や撮影のための外出、スキルアップのためのセミナーや勉強会に参加する際の移動費などは、業務上の移動とみなされれば交通費として経費にできます。

経費として処理するには、目的地・目的・金額・日付を明記しておくことがポイントです。

電車やバス、タクシーなどの公共交通機関だけでなく、条件によっては自家用車のガソリン代や駐車料金も含めることが可能な場合があります。

しっかり記録して領収書を残しておくことで、あとからの仕分けもスムーズになります。

特に取引先が複数ある方や、頻繁に出張が発生する方は見逃せない経費項目です。

仕事のための移動なら交通費にできる

仕事関連で移動した場合、その交通費は経費にすることができます。

たとえば、外注先との打ち合わせ、納品、資料提出、写真撮影など、目的が明確に「業務」であることが重要です。

私用と混同しないように、移動日・移動区間・金額・目的をしっかり記録しておくことで、あとから帳簿に反映させやすくなります。

クライアントと対面打合せの交通費

Zoomなどのオンラインが増えた今でも、対面での打ち合わせをする機会はまだまだあります。

その際にかかった電車代やバス代は、当然ながら業務交通費として計上可能です。

ICカードでの支払いが多い場合でも、利用履歴のダウンロードやメモを残しておくことで、帳簿処理がスムーズになります。

交通費が毎月かかる方は、月ごとにまとめて整理しておくと便利です。

勉強会やセミナーへの参加

スキルアップのための勉強会や、有料セミナー・講座などに参加するための移動も、立派な業務交通費に含まれます。

もちろん「仕事に必要な知識を得るため」「将来的に業務に活かすため」といった理由があれば問題なく経費になります。

領収書と一緒に参加証や案内チラシなどを保存しておくと、証拠としても安心です。

経費計上できるもの4・水道光熱費

在宅ワークや自宅を作業場として使用している場合、水道光熱費の一部も経費として計上することができます。

たとえば、在宅で仕事をしているときに使用する電気やガス、インターネット回線などの料金が対象です。

ただし、仕事とプライベートが混在している場合は、すべての金額を経費にするのではなく、仕事に使っている割合(事業使用割合)を見積もって按分する必要があります。

たとえば、1日のうち8時間を仕事に使っているなら、全体の1/3程度を経費として申告するケースが一般的です。

適切に記録を残しておくことが重要で、確定申告時には領収書や支払い明細を整理して提出できるように準備しておくと安心です。

経費計上できるもの5・雑費

フリーランスや副業で活動する中で発生する、明確に分類しにくい細かな支出については「雑費」として計上することができます。

たとえば、郵送に使った封筒や切手、ちょっとした文房具、書類を整理するファイルやホチキス、名刺ホルダーなどが該当します。

1つひとつの金額は小さくても、積み重なればそれなりの支出になるため、しっかり経費に入れておきたいところです。

ただし、あまりにも高額なものを「雑費」としてまとめてしまうと税務署から指摘を受けることがあるため、内容ごとに適切な分類が望ましいです。

レシートや領収書をしっかり保管して、用途が説明できるようにしておくと安心です。

経費計上できるもの6・減価償却費

高額な備品を購入した場合、その支出を一度に全額経費として計上することはできません。

10万円以上の物品は「減価償却資産」として扱い、数年にわたって少しずつ経費に分割していく必要があります。

たとえば、業務用として購入したパソコンやプリンター、タブレット端末などが該当します。

使用目的が仕事であれば、耐用年数に応じた金額を毎年経費にすることで、税務上も正しく処理できます。

高級なデスクやチェアなど、業務環境を整えるために導入した10万円以上の家具も対象になります。

購入時には「減価償却資産」として記録し、耐用年数や計上方法についても税理士や会計ソフトでしっかり管理しておくのがおすすめです。

パソコン本体/10万円以上で購入した場合は減価償却となる

10万円を超えるパソコンを業務用に購入した場合は、原則として「固定資産」に分類されます。

これにより、一括で経費にできず、数年にわたって減価償却として経費計上します。

法定耐用年数は4年が目安です。

タブレット端末など

iPadなどのタブレット端末も、10万円以上の場合は減価償却が必要です。

仕事で使用する割合を明確にし、その部分を経費に割り当てていきます。

プライベートと兼用する場合は、使用比率を按分しましょう。

プリンター、スキャナーなど複合機

業務に使用するプリンターやスキャナーも、購入額が10万円以上であれば減価償却の対象です。

特に複合機など高額な機材を導入する場合は、購入時に経費処理方法を明確にしておくことが大切です。

高級デスク、チェアなど10万円以上の家具や設備

作業効率を高めるために導入した高機能チェアやデスクなどの家具も、10万円を超える場合は固定資産として扱います。

減価償却を行いながら、数年かけて経費にしていく方法が基本です。

経費計上できるもの7・システム手数料

クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスで仕事を受けた際に差し引かれるシステム手数料も、もちろん経費として計上することができます。

たとえば、報酬3万円に対して6,000円の手数料がかかっている場合、その6,000円は「仕事を得るために必要だったコスト」としてしっかり経費に含めることができます。

毎回の報酬と手数料はクラウドワークスのマイページなどから確認でき、月ごとの明細を保存しておくことで、確定申告の際にもスムーズに処理できます。

報酬だけに目を向けがちですが、手数料もれっきとした事業経費なので、見落とさずにしっかり記録を残すことが節税にもつながります。

 

 

 

クラウドワークスの確定申告/確定申告に必要な書類について

クラウドワークスなどで副業をしていると、年間の報酬が一定額を超えた場合に「確定申告」が必要になります。

特に20万円以上の所得がある場合、会社員であっても申告義務が生じます。

はじめての確定申告は難しそうに感じるかもしれませんが、必要な書類さえそろっていれば、思ったよりもスムーズに手続きができます。

ここでは、白色申告と青色申告の違いや、それぞれに必要な書類について、できるだけわかりやすく紹介していきます。

初めての方も、このページを読みながらひとつずつ確認していけば、無理なく確定申告の準備が整えられるはずです。

必要な書類1・確定申告書

確定申告をする際にまず必要になるのが「確定申告書」です。

これは収入や経費、控除などの情報を税務署に届け出るためのメインの書類です。

副業としてクラウドワークスを利用している場合は、収入が「事業所得」または「雑所得」に分類されることが多く、確定申告書Bという様式を使います。

白色申告であれば、この申告書Bだけで申告が可能です。

一方、青色申告を選ぶと、さらに「青色申告決算書」が必要になりますが、条件を満たせば最大65万円の控除が受けられるという大きなメリットがあります。

申告書Bは国税庁のウェブサイトから印刷することもできますし、e-Taxを使ってオンラインで提出することも可能です。

書き方に不安がある場合は、税務署の無料相談や会計ソフトの利用もおすすめです。

白色申告 → 確定申告書Bだけを使用する

白色申告は、帳簿の付け方が比較的シンプルで、誰でも始めやすい方法です。

この申告方法では、確定申告書Bの提出が必須となります。

帳簿や書類の保存義務はあるものの、青色申告のように複式簿記や決算書の作成までは求められないため、時間がない人や初心者にも向いています。

青色申告(65万円控除) → 確定申告書B+青色申告決算書

青色申告を選ぶと、正しい帳簿管理が前提にはなりますが、条件を満たせば最大65万円の所得控除が受けられるという魅力があります。

この場合は、確定申告書Bに加えて「青色申告決算書」も提出が必要です。

会計ソフトを使えば作成がスムーズにできるので、少しでも節税したい方には青色申告がおすすめです。

必要な書類2・収支内訳書 または 青色申告決算書

確定申告をするうえで、収入と支出の内訳をきちんとまとめた書類が必要になります。

白色申告を選んだ場合には「収支内訳書」、青色申告の場合は「青色申告決算書」を用意しましょう。

どちらも、1年間の売上(収入)や経費、そして最終的な利益を明記する大切な書類です。

売上にはクラウドワークスの報酬が該当し、そこから通信費や備品代などの必要経費を差し引いた金額が、課税対象となる所得になります。

この書類を作ることで、「どれくらい稼いだか」「どれくらい使ったか」が明確になり、節税対策や資金管理にも役立ちます。

手書きでも作成は可能ですが、会計ソフトやスプレッドシートを使えば効率的にまとめられるので、忙しい方はツールの活用を検討してみると良いです。

1年間の売上(収入)、経費、利益をまとめた書類

この書類では、クラウドワークスなどで得た売上(報酬)をすべて記録し、必要経費を引いてその年の純利益を明記します。

たとえば、インターネット代やソフト使用料、書籍代など副業に関連する支出は「経費」として計上できる可能性があります。

正確な収支を記録しておくことで、無駄な税金を支払うことも避けられます。

白色申告なら収支内訳書を用意する

白色申告では、青色のような複式簿記が不要ですが、「収支内訳書」の提出は必須です。

売上の内訳や取引先、経費の詳細を記載する項目があるので、日頃からレシートや取引記録をしっかり保管しておくことが大切です。

形式はシンプルなので、初心者でも取り組みやすいです。

青色申告なら青色申告決算書を用意す

青色申告を選択した場合、確定申告書とは別に「青色申告決算書」の提出が求められます。

この書類では、売上や経費に加えて、仕訳帳や総勘定元帳の内容に基づいた正確な決算情報を記載します。

少しハードルは上がりますが、その分最大65万円の控除が受けられるのは非常に大きなメリットです。

会計ソフトの力を借りることで、スムーズに作成できます。

必要な書類3・クラウドワークスの報酬明細

クラウドワークスで副業をして得た報酬を確定申告する場合、報酬明細書の準備が必要になります。

これは、1年間に受け取った収入の内訳を証明するためのもので、マイページの「報酬」または「支払い管理」画面から期間を指定してダウンロードすることができます。

また、条件によってはクラウドワークスから「支払調書」が発行されることもありますが、必ずしも全員に発行されるわけではありません。

支払調書が届かなくても、報酬明細書があれば収入を正確に把握できます。

提出書類として税務署に渡す必要はないものの、確定申告書を作成する際の裏付け資料として、手元に保管しておくのがおすすめです。

念のため、PDF形式で保存しつつ、プリントアウトしたものも用意しておくと安心です。

クラウドワークスのマイページから報酬明細書、支払調書(発行される場合もある)をダウンロードしておく

クラウドワークスの報酬明細書は、マイページにログイン後、「支払い管理」もしくは「確定申告用書類ダウンロード」ページから簡単に取得できます。

対象期間を1月〜12月に設定して表示・保存するだけでOKです。

支払調書が発行された場合は郵送で届くこともありますが、発行対象外の方も多いため、報酬明細書の保存が必須になります。

紙で印刷してファイルにとじておくと、税務署から問い合わせがあった際にもスムーズに対応できます。

必要な書類4・経費の領収書・レシート類

副業で発生した経費を申告する場合、それを証明する領収書やレシートが必要です。

たとえば、仕事に使ったノートパソコンの購入費、インターネット通信費、打ち合わせの交通費、作業中に使った文房具やプリンター用紙などが該当します。

これらは「消耗品費」「通信費」「旅費交通費」「雑費」などに分類され、必要経費として収入から差し引くことができます。

1年間を通して使った金額のレシートや領収書を月ごとにまとめておくと、申告の際に非常に便利です。

特に自宅作業が中心の方は、家賃や光熱費の一部も按分して経費に計上できる場合もあります。

日常的に副業のために使っているものがあれば、少額でも記録しておくクセをつけることが大切です。

1年間で使った通信費、交通費、消耗品費、雑費、など経費の領収書やレシート

副業をしていると意外に見落としがちなのが、「ちょっとした出費」の記録です。

スマホ代やWi-Fiの料金、文房具代など、毎月かかっているものでも、1年分で見れば大きな金額になります。

これらは正しく保管しておくことで、必要経費として確定申告時に控除でき、節税につながることもあります。

レシートや領収書はノートに貼る、アプリで写真を撮る、月ごとに封筒に分けて入れるなど、管理方法は自分に合ったものでOKです。

とにかく「残しておくこと」が第一です。

必要な書類5・身分証明書・マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)

確定申告を行う際には、本人確認のための書類が必要になります。

基本的には「マイナンバーカードの両面コピー」があれば問題ありませんが、マイナンバーカードを持っていない場合は、「通知カード」と「本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)」の組み合わせでも大丈夫です。

これらは、e-Tax(電子申告)を利用せず、紙で提出する場合に必要になります。

オンライン申告を行う方は、マイナンバーカード+ICカードリーダー、またはマイナポータル連携による認証が必要になるので、早めに準備しておくのがベストです。

確定申告期間は非常に混み合うため、前もってコピーやPDF化をしておくと安心して進められます。

マイナンバーカード(両面コピー) または通知カード+運転免許証やパスポートのコピー

紙で申告書を提出する場合は、マイナンバーカードのコピー(両面)か、通知カード+本人確認書類のセットが必要です。

これらは確定申告書に添付するか、提出時に提示することになります。

コピーは白黒でも問題ありませんが、情報がはっきり見えるように印刷するのが基本です。

通知カードだけでは本人確認が完了しないため、必ず補助書類を用意しておきましょう。

必要な書類6・振込先の口座情報(還付を受ける場合)

確定申告の結果、納めすぎた税金が戻ってくる「還付申告」の場合、還付金を振り込んでもらうための口座情報を提出する必要があります。

銀行名、支店名、口座番号、口座名義がわかるよう、通帳やキャッシュカードを用意しておくとスムーズです。

ゆうちょ銀行を利用する場合は、記号と番号の両方を正確に記載する必要があるので、通帳の見開きページをしっかり確認しておきましょう。

登録ミスがあると還付処理が遅れる原因になるため、慎重に入力または記載することが大切です。

ネットバンキング口座も利用可能ですが、口座名義と申告者の氏名が一致している必要があります。

万が一のミスを防ぐためにも、提出前に必ず再チェックすることをおすすめします。

通帳+キャッシュカードを用意しておくとスムーズ

還付を受ける場合には、確定申告書に口座情報を記載する欄があります。

そのときに、通帳の見開き部分やキャッシュカードを手元に用意しておくと、記入ミスを防ぐことができます。

ネット銀行でも問題ありませんが、銀行名・支店コード・口座種別・番号の4項目を正しく記載することが必要です。

誤って入力すると、振込が保留になってしまうので要注意です。

 

 

 

クラウドワークスの確定申告のやり方/支払調書の発行手順について

クラウドワークスでお仕事をして報酬を受け取った場合、その金額によっては確定申告が必要になります。

確定申告を行うためには、「支払調書」や「報酬の合計金額」など、正確な収入データを把握することがとても大切です。

クラウドワークスでは、マイページから報酬履歴や支払調書の確認・発行ができる仕組みが整っているので、初めての人でも安心して準備を進めることができます。

この記事では、クラウドワークスでの確定申告の基本的なやり方と、支払調書を発行する手順をわかりやすく説明していきます。

画面を見ながらそのまま操作できるように、ステップごとに丁寧に紹介しています。

手順1・支払調書の確認画面にアクセスする

まず最初のステップは、クラウドワークスの「支払調書確認画面」にアクセスすることです。

この画面では、自分がクラウドワークスからどれくらい報酬を受け取っているか、いつ・どの案件で支払いが行われたかなど、詳細な支払履歴を一覧で確認できます。

年度ごとの確認もできるようになっているため、確定申告の時期に合わせて前年の分をサッと振り返ることができて便利です。

また、支払調書に記載される情報は、確定申告書類の作成時にとても重要なデータとなるため、早い段階で確認しておくと後々ラクになります。

アクセスはマイページから「報酬」→「支払調書」のメニューをクリックするだけで簡単です。

支払調書の確認画面では支払い履歴や過去の報酬を確認することができます

クラウドワークスでは、過去に受け取った報酬や振込内容をいつでも確認できる「支払い履歴」画面があります。

この画面にアクセスすることで、案件ごとの報酬額、振込日、源泉徴収の有無などもチェックできるため、確定申告の際にとても役立ちます。

必要な年度を指定して、1年間分の報酬合計を一括で確認できるので、年末年始の申告準備にもぴったりです。

「何月にいくら振り込まれていたか忘れちゃった…」というときでも、ここを見ればすべて解決できます。

支払調書の確認は、確定申告だけでなく家計管理にも活用できる便利な機能です。

支払調書の対象期間を選択すると詳細の確認ができます

支払調書を確認する際は、対象となる年度を選択する必要があります。

たとえば2024年分の確定申告を行いたい場合は、「2024年1月〜12月」の期間を選ぶことで、その年に受け取った報酬の詳細をまとめて見ることができます。

クラウドワークスでは、毎年分ごとにデータが分けられているので、迷わず必要な情報にたどり着ける仕組みになっています。

期間選択を間違えると正確な金額が把握できないので、申告の年に対応したデータかどうかを必ず確認しましょう。

きちんと選択すれば、1年間の収入状況を正確に把握することができ、申告準備がとてもスムーズになります。

手順2・契約画面の「帳票メニュー」をクリックする

次に行うのが、クラウドワークスの「契約一覧」画面から帳票(ちょうひょう)メニューを開く操作です。

マイページの中にある「契約一覧」にアクセスすると、過去に契約した仕事が一覧で表示されます。

その中の「帳票メニュー」という項目をクリックすることで、契約ごとの支払い証明書や支払調書などが表示される画面に進むことができます。

帳票とは、いわば“取引の証明書”のようなもので、確定申告の際にはこの情報がとても重要になります。

ここまでくれば、支払調書のダウンロードや印刷準備がほぼ完了です。

クラウドワークスはこうした帳票データもシステム上でまとめて管理できるようになっているため、紙の管理が苦手な人でも安心して進められます。

手順3・契約完了後「支払調書」ボタンをクリックする

契約や報酬の支払いが完了した案件については、「帳票メニュー」内に「支払調書」のボタンが表示されるようになります。

これをクリックすると、その契約に関する支払い証明書が表示され、ダウンロードまたは印刷することができます。

支払調書には、報酬金額や源泉徴収の有無、支払者であるクラウドワークスの情報などが記載されており、確定申告書に添付する資料として利用できます。

万が一、「支払調書」が表示されない場合は、契約状況の確認や年度の選択ミスがないか見直してみましょう。

すべて正しく入力されていれば、すぐに表示される仕組みになっています。

手順4・「支払調書の発行」画面で必要な情報を入力します

「支払調書」ボタンをクリックすると、発行用の入力画面が開きます。

ここでは、氏名・住所・マイナンバー(必要な場合)など、税務署への提出に必要な情報を正確に記入します。

クラウドワークスでは一部の案件で源泉徴収が行われているため、源泉税額なども自動で記載されることがあります。

必要項目を記入したら、確認画面へ進み、入力ミスがないかをしっかり確認しましょう。

記入内容に問題がなければ、そのまま支払調書のダウンロードや印刷が可能になります。

この情報がそのまま確定申告に使えるので、必ず正確に入力することが大切です。

手順5・「プレビューで内容を確認する」ボタンをクリックします

最後に行うステップが「プレビューで内容を確認する」ボタンのクリックです。

このボタンを押すと、支払調書の完成形を事前に画面で確認することができます。

ここでは、報酬金額・控除額・氏名や住所などの情報がきちんと反映されているかをしっかりチェックしましょう。

もし間違いや入力漏れがあった場合は、この段階で修正が可能です。

すべての情報が正しければ、そのままPDFとして保存し、印刷して確定申告の準備に使うことができます。

クラウドワークスはこのように、申告に必要な書類の作成をオンラインで完結できる仕組みが整っているので、とても便利で安心です。

 

 

 

クラウドワークスの確定申告のやり方/確定申告書の提出方法について

クラウドワークスで副業をしていると、報酬を得るだけでなく、所得税や住民税の申告をする「確定申告」が必要になる場合があります。

特に年間で20万円以上の所得がある場合は、原則として申告が必要になります。

確定申告は難しそうに見えるかもしれませんが、提出方法は大きく分けて3つあり、自分に合ったやり方を選べばスムーズに済ませることができます。

ここでは、郵送、窓口、そしてオンライン(e-Tax)という3つの提出方法について、それぞれの特徴や流れをご紹介していきます。

「確定申告ってどうやるの?」と不安な方も、この記事を読めばしっかり準備できるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

確定申告書の提出方法1・郵送で税務署に送付する

確定申告書を紙で提出する方法のひとつが、郵送による提出です。

国税庁の公式サイトや税務署窓口、あるいは確定申告書作成コーナーで必要書類を作成したあと、それを印刷して郵送するだけのシンプルな方法です。

日中なかなか時間が取れない方や、税務署が遠くて足を運びにくいという方にとっては、とても便利な手段です。

提出先は、お住まいの地域を管轄する税務署ですので、事前に所在地を確認しておきましょう。

郵送の際には「信書扱い」ができる方法で送るのがおすすめです。

また、提出期限ギリギリになると郵便が遅れる可能性もあるので、余裕を持って投函するようにしましょう。

提出日として有効になるのは消印の日付なので、その点も安心材料になります。

確定申告書の提出方法2・税務署の窓口に直接提出する

確定申告書を直接税務署に持って行って提出する方法は、「自分の手で確実に渡したい」という方におすすめです。

税務署の窓口では、提出した日付の入った受領印を控えに押してもらえるので、提出の証明としても安心感があります。

また、何か書類の不備があった場合にもその場で確認・訂正ができるので、初めての申告で不安な方にも向いています。

ただし、確定申告の時期(2月〜3月)は非常に混み合います。

長時間並ぶこともあるため、余裕を持ったスケジュールで行くのが大切です。

平日の昼間に行ける時間がある方や、書類に不安がある場合には、一度窓口で職員の方にチェックしてもらうと、ミスのない申告ができて安心です。

確定申告書の提出方法3・e-Taxを利用する

最近では、自宅にいながらオンラインで提出できる「e-Tax(イータックス)」がとても便利だと人気を集めています。

パソコンやスマートフォンから国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセスし、画面の案内に沿って申告書を作成し、そのままオンラインで提出する方法です。

e-Taxを利用すれば、混雑している税務署に行かなくても済みますし、郵送の手間や時間もかかりません。

また、申告期間中でも24時間提出可能なので、忙しい人にもぴったりです。

ただし、マイナンバーカードやカードリーダー、もしくはスマホによる本人確認が必要となるため、事前に準備が必要です。

慣れないうちは操作に戸惑うこともありますが、慣れてしまえば最も手軽で効率的な申告方法になります。

確定申告のやり方1・取引先が源泉徴収を行っているか確認する

クラウドワークスでの仕事は、取引先によって源泉徴収をしている場合と、していない場合があります。

源泉徴収とは、クライアントが報酬からあらかじめ税金(主に所得税)を差し引いて、代わりに国へ納めてくれている仕組みのことです。

これがあるかどうかで、確定申告の際の記入内容が変わってくるため、必ず確認が必要です。

自分が受け取った報酬の中に源泉徴収分が含まれていたかどうかは、過去の支払い履歴や明細メールなどを確認するとわかります。

また、取引先に直接確認することも可能です。

もしも源泉徴収されていた場合は、確定申告時に「すでに一部納税済み」として処理することができるため、結果として還付される可能性もあります。

無視せず、必ずチェックしておきましょう。

過去の取引履歴や支払い明細を確認しましょう

まずはクラウドワークスのマイページから、過去の支払い履歴を見てみましょう。

報酬ごとに「源泉徴収額」が記載されている場合は、それが税金としてすでに引かれていたという証拠です。

クラウドワークスでは、報酬明細に税額が明記されているので、見逃さずチェックしておくのが大切です。

支払い明細は自分でPDF保存しておくと、あとで提出書類を作る際にも便利です。

源泉徴収が行われている場合はすでに税金が収められている

もし取引先が源泉徴収をしていた場合、その分の所得税はすでに納税済みとなっています。

この場合、確定申告で年の総所得と差し引きして計算し、納めすぎていれば還付されることもあります。

逆に、他の収入と合わせて税額が不足していれば、追加で納付する必要があるかもしれません。

いずれにしても、正しい申告のために源泉徴収の有無をしっかり把握することが第一歩です。

確定申告のやり方2・支払調書と源泉徴収票を用意する

確定申告をする際に重要なのが、「どれだけ報酬を得たか」と「どれだけ税金が引かれていたか」を証明する書類の準備です。

クラウドワークスでは、年に1回、報酬の合計金額や源泉徴収額を記載した「支払調書」を発行してくれます。

これは主に企業から業務委託された個人に対して発行される書類で、確定申告書に添付することで、税務署にも収入が明確に伝わります。

フリーランスや副業で活動している方は、この書類の有無によって申告の正確性が大きく変わるため、きちんと入手しておくことが大切です。

なお、会社員の方で副業としてクラウドワークスを利用している場合は、勤務先からの「源泉徴収票」も必要になります。

両方を揃えておくと、申告の精度が高まり、損をすることなく適切な納税ができます。

支払調書はクラウドワークスから発行される

クラウドワークスで年間に一定以上の報酬を受け取った場合、1月下旬〜2月上旬頃に「支払調書」がマイページ上またはメールで通知されます。

この書類には、報酬額と源泉徴収された税額が記載されており、確定申告で必要な大切な資料です。

忘れずにダウンロードして、印刷しておきましょう。

分からない場合はクラウドワークスのサポートセンターに問い合わせましょう

「支払調書が届いていない」「表示されない」など、もし不明な点があれば、早めにクラウドワークスのサポートセンターへ問い合わせてみましょう。

時期によっては混雑していることもありますが、丁寧に対応してもらえるので安心です。

確認や再送もお願いできるので、焦らずに相談してみてください。

確定申告のやり方3・支払調書、源泉徴収票、収支内訳書、確定申告書を用意する

確定申告の準備が本格化したら、必要な書類をすべてそろえましょう。

主なものは、クラウドワークスからの「支払調書」、勤務先がある方なら「源泉徴収票」、そして「収支内訳書」や「確定申告書(B様式)」です。

収支内訳書は、事業の売上と経費を記入する書類で、フリーランスや個人事業主にとって非常に重要です。

クラウドワークスでの報酬や、経費として認められる項目を整理して記載します。

これに基づいて確定申告書を作成する流れになりますので、帳簿を日頃からつけておくとスムーズです。

確定申告書は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使えば、初心者でも画面の案内に沿って入力するだけで作成できるので安心です。

スマホ申告にも対応しているので、パソコンがなくても準備できます。

確定申告のやり方4・必要書類を記入して提出する

必要な書類がそろったら、いよいよ確定申告の本番です。

紙で提出する場合は、税務署に行って提出する方法と、郵送する方法があります。

オンラインで行う場合は「e-Tax」という国税庁の電子申告システムを使います。

マイナンバーカードやICカードリーダー、もしくはスマホだけでも申告が可能になってきているので、初めての人でも取り組みやすくなりました。

申告時期は通常、毎年2月16日〜3月15日ですが、還付申告だけなら1月から受付可能です。

提出後、税務署から還付や納税の通知が来るまで数週間かかることもありますので、早めに準備をしておくと安心です。

ミスを防ぐためにも、一度下書きしてから記入する、提出前にコピーを取っておくなど、小さな確認を怠らないようにしましょう。

 

 

 

クラウドワークスの確定申告は必要?についてよくある質問

クラウドワークスはやばい?本当の評判について教えてください

関連ページ: クラウドワークスの評判は?やばい案件が多い?副業の手数料が高い?

クラウドワークスのデータ入力は初心者でも稼ぐことができますか?

関連ページ: クラウドワークスのデータ入力は稼げる?初心者が副業するときの注意点

クラウドワークスの手数料はどのくらいですか?

関連ページ: クラウドワークスの手数料はいくら?手数料が高いときの対処法や他サービスとの比較

クラウドワークスで得た報酬は確定申告の必要がありますか?

関連ページ:クラウドワークスで確定申告が必要になる条件や注意点/確定申告のやり方について

クラウドワークスの退会・解約の方法について教えてください

関連ページ:クラウドワークスの退会方法は?退会した理由や退会できない原因・再登録の方法など

クラウドワークスから報酬が振り込まれるタイミングはいつですか?

クラウドワークスの報酬の出金期限はありますか?

クラウドワークスの報酬の出金が可能な最低金額はいくらですか?

早く出金を行いたい場合(クイック出金)について教えてください

契約金額と実際の金額に開きがある場合はどうしたら良いですか?

作品の納品後にクライアントと連絡が取れなくなったのですがどうすれば良いですか?

参照: よくある質問 (クラウドワークス公式サイト)

 

 

 

クラウドワークスの確定申告は必要?クラウドソーシングサービスを比較

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クラウドワークスで確定申告が必要になる条件や注意点/確定申告のやり方まとめ

 

 

 

関連ページ: クラウドワークスの評判は?やばい案件が多い?副業の手数料が高い?